伸度は、ラインを引っ張って、どのくらいの荷重でどれぐらいラインが伸び、そして最終的に荷重に負けてラインが切れた時の長さを数値として表す。例えば、1mのラインに荷重をかけていき、130cmの長さに達した時に切れたとする。すると、この釣糸の破断伸度は30%ということになる。ただし、伸度の%だけで、その釣糸の伸びの特性を把握することはできない。ラインが伸びていく具合は、グラフにすると一目瞭然。縦軸にラインにかける荷重、横軸に伸度(%)をとったグラフに当てはめると、その釣糸の伸びていく状態がすぐにわかる。ちなみに、グラフの傾きは伸びる釣糸ほど角度は緩くなり、伸びない釣糸ほどそれは急になる。破断伸度は、素材によって大きく違ってくる。ナイロンは20〜45%、フロロカーボンは17〜37%、そして、もっとも伸びの少ないPEが4%前後である。ここで、前述した%だけでは、その釣糸の伸びの特性を把握できないということがおわかりいただけると思う。ようするに、伸びが少ないといわれるフロロカーボンの破断伸度は、数値だけみるとナイロンとほとんどかわりない。ところが、グラフでみるとフロロカーボンは小さい荷重で線が立ち上がり、伸びが少ないことがわかる。つまり小さい荷重域での初期伸度が低いために、釣人の実感として「フロロは伸びが少ない」といわれているのだ。伸度の違いは、素材別だけでなく、同じ素材でもブランドによっても異なる。特にその違いが顕著に現れるのはナイロン。同じナイロン素材でも、グラフにするとその傾き加減は大きく違っている。瞬間的に大きな力が加わるようなケースでは、同じ素材を使っていても、伸度のある方がよい。瞬間的な衝撃に対して、釣糸の伸びが力を緩和してくれるからである。逆に、伸びの少ない糸は感度がよくなるメリットが生まれる。同じ素材の釣糸でも、このように伸度の違いで特性がかわってくることを覚えておきたい。

|HOME|

上記のポップアップメニューをクリックして、知りたい項目を選んでクリックしてください。

ラインの伸度は、
グラフになって
その特性が一目できる

強力を計る測定器の数値表示部分。ラインが切れた瞬間の数値を弾き出すだけでなく、ラインが伸びているその長さもリアルタイムで表示する。伸度は自動的にグラフ化してもくれる。